=藤源郷=-wisteria garden-

日々の生活でのひとりごと、あるいはゲームのプレイ日記、 たまに花のこと、ちょこちょこ動物の話などをとりとめもなく。

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儚き刻のリオン5巻 感想

とうとう最終巻となった本作。
ヒューゴの命令で飛行竜と神の眼を奪ったところから地下水洞での
ラストまで怒涛の展開を、オリジナルの解釈と場面を加えて
駆け抜けていきます。
もう、ページをめくるたびに名場面といえるぐらいに描写が上手い。
特に本を開いた直後のカラーページで描く、雨に打たれながら振り返るリオンの姿は
ゲームをプレイした人ならば「うおぉぉぉ」と思わず声を上げる事必至。


感想は続きに。




ヒューゴに斬りかかる瞬間のリオンにゾクゾクする。
儚き刻のリオン

命令を聞いたときからシャルティエを使わなかった理由が
直前の口論はミスリードで、トウケイ編でジョニーの語ったシデン家の話を
ここで使うとは思わなかった。

vsソーディアンチームにおける戦いも、術技をうまく絡めながら
1対多数での不利さとそれを覆す圧倒的な練度・絆の差を見せつけて
「強さ」を演出しているために不自然さがない。
なによりこの戦いからの言葉の選び方や言い回しがすごくいい。

決着のあと、ルーティの肩を借りたスタンが手を差し伸べるシーンで
涙腺が緩みそうに。
言葉を交わすのではなくスタン達の行動を見たリオンの独白で心情の変化を
描くところがとてもいい演出になってる。
余計なところをそぎ落として、かつ効果的に肉付けする手法が素晴らしい。

そして、一番の気がかりであったあの欠陥エレベーター。
カスカベ版でもきっちりと存在していましたが、離れた所にあるのは
操作パネルではなく主電源のレバーになっており、またリオンが
リフト周辺の崩落を昌術で止めているという描写が入ったため
ゲーム版ほどのツッコミを入れることはなくなりました。
(それでも離れた所に主電源があるのはいかんともしがたい)

残されたマリアンの視点で描くエピローグ。
ゲーム版ではおなざりになっていたマリアンのその後がちゃんと補完されてます。
それでも一番美味しいとこはジョニーが持っていった気がしないでもない(笑)
ゲームでは屋敷に残ったマリアンのその後は説明がなく、D2ではヒューゴ邸に
ダイクロフトの破片が落ちて・・・という説明があったため(マリアンの消息は不明)
リオンのやったこと無駄になってんじゃん!とやるせない気持ちになりましたが
こちらでやっと救われた気持ちに。
何より、ずっと彼女のために戦っていたリオンの物語の幕引きとして
この救いは必要不可欠だったでしょう。

儚き刻のリオン


連載開始からキャラクターと物語に対する深い愛情が見て取れる作風、
旧版・リメイク版の双方の良い部分を融合させたキャラ造詣、
独自の解釈とエピソードを交えつつも、物語の説得力が増す絶妙な話の運び方、
そしていのまたむつみ氏の絵にかなり近いままのキャラクター絵で
最後まで描き切ったカスカベアキラ氏に心からの賛辞を贈りたい。
本当に素晴らしいコミカライズ作品でした。


コミックの帯の後ろ側に「-儚き刻のリオン- カスカベアキラ ARTWORKS」が
7月15日に出ると書かれておりました。
買い物予定リストに追加だっ!!

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縁永(ゆかりな)

Author:縁永(ゆかりな)
ひっそりこっそりゲーム好き。
実のところアニメも好き。
要するにオタクです。
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