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2015-02-08 (Sun)
声優 豊口めぐみ 名塚佳織 佐藤利奈 能登麻美子 かかずゆみ 桑島法子らが参加する
「東京ジャンケン」のグリム童話の朗読会を観に行ってきました。

グリム童話って、まともに読んだことないんですよね。白雪姫とか赤ずきんとか
いわゆる「絵本の童話」としてならわかりますが、グリム童話として読んだことはなく。
「本当は怖いグリム童話」なんてのも流行りましたね。

私の席は最後列でしたが、舞台から10~15mくらいしか離れておらず
しかも中央席だったため真正面からよく見ることができました。
また舞台に置かれている椅子と燭台がいい雰囲気を出してるんです。

私が見た回は
「白いヘビ」 佐藤利奈 
「白雪姫」 佐藤利奈・名塚佳織 
「旅芸人のいたずら」 名塚佳織
の3本。
約1時間の短い間でしたが、演じるほうはぶっ通しですからその集中力たるや相当なものです。


・白いヘビ
王様が誰に見せずに食べていたとある食事。ある時召使のひとりがこっそりと
王様の食事を覗いたところ、皿に盛られていたのは一匹の白いヘビ。
思わず一切れその肉を食べてしまった召使いは、その時から動物たちの声が聞こえるようになり・・・
困っていた動物たちを助けた召使いは、一国の王女が婚約相手の選定ために出した難題を
動物たちの力を借りて次々と達成し、ついには王女の心も手に入れて幸せに暮らしました。

この話、どこかで必ずどんでん返しが起きると思っていたら、あっさりと幸せになってしまった。
いやね、元々王様が食べていた白いヘビの肉を食べたんで、王様自身も動物の声が
聞こえているだろう伏線を使うと思ってたんですよ。あとカラスの子を救うために自分の馬を捌いたり
(馬の声は聞こえなかったのか)アリの王が妙に怪しい態度だったり。
それもこれも全部佐藤さんの含みのある芝居です。あれにすっかり騙されてしまいました。


・白雪姫
もはや説明のしようもない有名な作品ですが、絵本では魔女とされていた相手が
女王=白雪姫の母とはびっくりです。自分の娘に嫉妬の挙句手にかけるとかあきれた母親ですが
1回目・・・わざわざ顔に泥を塗り、みすぼらしい格好をして行商人に変装、白雪姫に七色の糸を
      売りつける振りをして締め付け、呼吸を止めさせるも失敗
2回目・・・さらに薄汚い衣装を身に纏い、毒を仕込んだ櫛を白雪姫に刺すことに成功するも
      7人の小人が櫛を抜いただけでケロっと復活してしまい失敗
3回目・・・いよいよ毒リンゴを完成させ、白雪姫に食べさせ心停止まで確認するも
      王子が白雪姫を運んでいる間にその振動で喉に詰まったリンゴがとれたので復活。

よく考えてみてください。一国の女王が、誰よりも美しいと豪語して憚らないこの女王が
わざわざ汚い身なりをして単身、七つの山を越えた先の小人の小屋にいる白雪姫の元へ訪れ
手にかけようとしては失敗し、また手にかけようとしては失敗している涙ぐましいこの努力。
そして3回も小人の言いつけを守らず他人と接触してしまっている白雪姫の学習能力のなさ。

白雪姫を仕留めたと思ったそばから鏡に「白雪姫生きてますんで」と言われて激昂する女王の
だんだん鬼気迫ってくる様子を素晴らしい演技で表現されているのに内容的にはコメディです。
最終的には王子と白雪姫の結婚式に招かれたと思ったら火あぶりにされてしまい
結婚式場をその場で処刑場に変えてしまうこの夫婦のほうが恐ろしく思えてしまった。

内容にばかり突っ込んでしまいましたが、この話は登場人物をすべて佐藤さん、ナレーションを
名塚さんが担当しており、白雪姫に女王、鏡に加えて7人の小人の演じ分けを一人でやるというのは
なかなか出来ることではありませんね。そしてナレーションというと淡々と語るものとばかり
思っていましたが、展開の起伏、直前の人物の感情に合わせるようにナレーションも
抑揚をつけているのが新鮮でした。


・旅芸人のいたずら
森の中でヴァイオリンを弾いていた旅芸人は、音色に惹かれてやってきたオオカミ、キツネ
ウサギをそれぞれ「退屈しのぎ」と称して、ヴァイオリンの弾き方を教えるという嘘をつき
木の幹に腕を挟まらせたり、植物の蔓で宙ぶらりんに吊し上げたり、大木に縛り付けたりという
「いたずら」を仕掛ける。やがて束縛から逃れた3匹は旅芸人に対して復讐しようとするも
いたずらを仕掛けずまともにヴァイオリンを聞かせ、その音色に感動した木こりが旅芸人を守り
3匹は山へ逃げ帰ってしまいました。

もう理不尽もいいとこだよ!世の中の不条理でも表してるんだろうかこの話。
あとウサギは「ぴょん」とは鳴かないと思う!



東京ジャンケン パンフ
パンフレットとミニカイロ。
表紙と裏表紙のデザインが良かったので思わず買ってしまっていた。
ミニカイロは「リウォームカイロ」というらしく、中の金属を押し曲げるとゲル状の中身が
熱を発して結晶化。完全に固化したら熱湯に浸けて暖めると元のゲル状に戻り
繰り返し使えるらしいです。 一体どんな化学反応なんだそれは。すげえ。
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