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=藤源郷=-wisteria garden-

日々の生活でのひとりごと、あるいはゲームのプレイ日記、 たまに花のこと、ちょこちょこ動物の話などをとりとめもなく。

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白銀の墟 玄の月 3~4巻

1巻から3巻まで地道に阿選への反攻の土台を積み上げ、4巻中盤でとうとう驍宗と合流
(あのひと自分で出てきちゃったよ!)
さあここから一転攻勢だ!と思っていたら、ちょっとした歯車の噛み合わせが悪かっただけで
これまで築き上げてきたものがたった十数ページで崩壊。これは読んでて辛かった。
2巻の時点で泰麒が朝廷に戻った時に、泰麒だけでもちゃんとした施政を行うと民は
現王朝への期待を高めるから、これはプラスにもマイナスにも働くなとは思っていましたが
ここまで見事に崩れていくとは思いませんでした。
残りのページ数の厚みを見ながら、これ大丈夫なの?!終わるの?!とハラハラしっぱなしでしたよ。

私の予想としては、ほとんど麒麟ではない泰麒が王であり麒麟でもあるという
例外中の例外な存在になると思っていましたが、思いっきり外れました。
だって黒麒麟って、色々と規格外なことばかり起こすから!

麒麟が慈悲の生き物であるのは、蓬山で愛情や慈悲に囲まれて育った部分が大きく
穢悴があるから他者が凄惨な目にあう選択を本能的に避けるだけで、それが他者には慈悲深く映り
耐えることができるなら自分で手にかけることもできる、というのは天も驚いていそう。
確かに泰麒の言う通り司令を介すれば平気だったりすのるで
『新世界より』の愧死機構のような、自分が手を下したという強い自覚があるかどうかが重要なのか。



楼燦は、およそ科学という概念のないあの世界において、えらく科学者脳で
未知のものを解き明かすことに躊躇しない感じ。
黄朱である楼燦は生きる上で国や王、麒麟の恩恵など必要なく
王や麒麟は倒れてもまた生えてくるぐらいの認識でいそう。犠牲になる民がどれだけ多くとも
黄海という弱肉強食の只中で生きてきた彼女からすれば、生きるための準備をしていないからいけないとも。
図南の翼でも、黄朱である頑丘が同じような趣旨の発言をしていたし。
王と麒麟、天意の関係を知るため阿選の心中を未必の故意で利用してもおよそ罪悪感は感じない。

でも驍宗には敬意もあり仕えるに値する人物だと思っており、泰麒の欺瞞が通るようにさりげなく会話を誘導したり
簒奪に及んだ阿選を「忌々しい」とまで言っているあたり(唆したした本人が言っちゃうのか)
情がないわけではないが、そういう人物さえも知的好奇心を満たすためのは利用することができる。
しかし阿選に協力することで冬官の身も守っていると見ると、仮王が立って以降の行動はそれこそ全部欺瞞なんだろうか。
最終的に羅喉を連れてきてくれたけど、驍宗派として馳せ参じたわけではなくてすぐに行方をくらませている。
掴みどころがないな。
これが所謂少年漫画的な展開なら、彼女はこれ以降様々な国に出没しては
あの手この手で国を揺るがして王や麒麟、そして天がどう動くのかを傍観する役回りになるのだろうけど
この作品でそれは無いと思う。

もう一人、黄朱の出身として耶利がいますが、王や麒麟に対しての認識は楼燦とそんなに変わらないものの
いざというときには命を捨てる覚悟で捕らえられた驍宗への道を切り開くぐらいには、民にとって
王の存在は大事だとは思ってて、最初は耶利に命令を下してるのが楼燦と思っていたけど
どうにも違うような。
楼燦が表向き自分にできない驍宗への手助けを耶利にさせていた可能性はまだ残ってはいますが
泰麒の問いに耶利のほうがなんとも答えなかったので答えが出ず。
耶利と主人の会話で、他に「驍宗様」と呼ぶほど近しい人物が思い当たらない。

あと、これはすごくどうでもいい事なんですが
正頼って、泰麒よりちょっと年上の20代くらいの外見だと思っていたら、思いっきりおじいちゃんだったよ!
喋り方を若々しい感じで受け取っていたので衝撃だった。


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縁永(ゆかりな)

Author:縁永(ゆかりな)
ひっそりこっそりゲーム好き。
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